先日、阪神電鉄の買収の話を書きましたが、日経産業(2005/10/12 p.24)に非常にいいコラムが掲載されていました。電鉄株が買収れた過去の例を整理していて参考になります。
70年代前半 西武鉄道 by横井英樹
堤康次郎氏64年に死去。列島改造ブーム。
児玉誉士夫氏が仲介し買い戻し。
80年代 南海電鉄 by隆祥鉄鋼
神戸電気鉄道 by 笹川グループ
バブルによる資産インフレ
89年 東急電鉄 by暴力団
89年五島昇氏死去
最近 西武鉄道 by村上ファンド
堤義明氏失脚
と、鉄道株の買収は、珍しくないんですね。原因として、許認可運賃制度があって、確実な利益が見込めるため、経営者が内向き志向になるとしています。興味深いのは、電鉄株買収は、資産インフレの予兆だという点ですね。
鉄道会社は、膨大な土地を持っているので、資産インフレが起こると、株が割安になり、買収のターゲットになりやすいとか。
先日、藤巻さんのインフレの話をしましたが、それとあわせて考えると非常に興味深いです。
では(^^)/^