コリンピック中間速報

Speedometer 10 May 2020

東京五輪が延期になると、世界中の政府が「コロナ封じ込め競争」に入りました。

同じ災害に対する各国の政府対応を比較することで、家族類型が、政治に及ぼす影響を見ることができます。

右表は、人口100万人あたりのコロナ死者数です。(Speedometer, 2020年5月10日)

1~2位は、直系家族。政府(親)の言うこと素直に聞く台湾とシンガポール。3位は中国。情報を秘匿したという批判もありますが、武漢を封鎖して、10億人をコロナから守りました。

4~5位は、絶対核家族。同じ絶対核家族なのに、英米などと差が出た原因は、興味深いところです。

日本は6位。韓国がもてはやされていますが、人口あたりの死者数でいえば、日本もがんばっています。

ロシアは、最近、感染が進んでいるので、もうちょっとデータを待つべきかもしれません。

11位以下は、欧米になりますが、直系家族が、コロナをよく防いだ印象。スウェーデンは、集団感染戦略をつらぬいています。それが貫徹できていないブラジルと比べると、直系家族らしいとも言えます。

ベルギーがこれほど数字が悪くなった理由のひとつは、介護施設での死者も、検査してカウントしているというところもあるでしょう。

平等核家族なフランス、イタリア、スペインが、抑え込みに苦戦しているのが印象的です。自由で民主的な社会が、コロナに負けるのであれば、監視社会を許容する声が大きくなるでしょうね。

では。