News2025-12-26T05:02:01+09:00

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What You Can Learn from 7 Theme Fusion Success Stories

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【本】ファイナンスの世界史

By |2026年4月21日|Categories: Etc|

ファイナンスの世界史 大村敬一 2025 『金利の歴史』と並び、これまでの自分のキャリアを振り返りながら読める一冊でした。資本主義の本質がオランダ的な仕事のやり方に通じるという点は、以前も考察しましたが、本書でその歴史的背景が補完されました。 改めて若くして親元を離れて暮らす絶対核家族は、引っ越しが多く、その場限りの関係で仕事を進める必要がありました。家族の墓が村にあり、代々そこに住み続ける直系家族の仕事の仕方とは根本的に異なるのです。世界初の株式会社はオランダの東インド会社でした。それまでのアジアへの航海が「プロジェクト・ファイナンス」で毎回清算していたのを、継続的な会社として複数の船を派遣するようになったのが株式会社だったわけです。 近代株式会社としてのかたちは、出資者(プリンシパル)と経営者(エージェント)の分離関係が確立されていたこと、すべての株主の有限責任制を導入したこと、譲渡可能な株式が発行されていたこと、などの点で、イギリス東インド会社に2年ほど遅れての設立ですが、オランダ東インド会社(1602年)の誕生の方が最初とされます。(p.87) つまり、それまでは、航海が終わるごとに全部配当して、次のプロジェクトに向かっていたのを、利益の一部を残して次の航海に再投資したのが株式会社だったわけです。 この本を読んでから、最近の議論を読むと、家族類型の違う人達が、配当を議論していても、噛み合わないのがわかります。 企業は過剰な株主還元脱し国内投資を 野球とベースボールが微妙に違うように、株式会社とjoint-stock-company も違うのです。 村の理論で労働分配率を論じるのもいいですが、なぜ、絶対核家族が、21世紀になっても、joint-stock-company という形で、Claude やスターリンクなどを実現してしまうのかを学んでみるべきではないでしょうか。

ダニエル・ヤーギン

By |2026年3月28日|Categories: Etc|

イラン戦争が激化しているので、ヤーギンの『新しい世界の資源地図』(2020)を勉強しなおしました。前著の『石油の世紀』(1991)と比較すると、世界が30年でどう変わったのかがよくわかります。 観点『石油の世紀』 (The Prize)『新しい世界の資源地図』 (The New Map)中心テーマ石油をめぐる「支配」と「争い」の歴史エネルギー・気候・国家の衝突による「地図」の書き換え世界の構図石油への依存がもたらす「脆弱性」と「紛争」の時代豊富なエネルギーと脱炭素化が並存する「過渡期」の複雑性エネルギー主役石油 (Oil) が世界を動かす石油は依然として重要だが、天然ガス、再生可能エネルギー、電気自動車が競合する「ミックス」の時代地政学的焦点中東が世界のエネルギー地政学の中心中東に加え、米国(シェール)、ロシア、中国がそれぞれ独立した「地図」を持つ多極構造米国の位置づけ世界最大の石油輸入国。中東への依存と「石油武器」への脆弱性に悩まされるシェール革命により世界最大の石油・天然ガス生産国に。エネルギー自給がもたらす外交的・戦略的優位ロシアの位置づけ冷戦期の西側への石油供給停止(1973年)など、石油を地政学的武器として使用欧州へのガス供給を通じた「エネルギー・スーパーパワー」としての地位を築く中国の位置づけ主要なプレイヤーとして登場せず(冷戦終結直後の段階)世界最大のエネルギー消費国。南シナ海での海洋進出、「一帯一路」による資源ルート確保、電気自動車による「飛び越え戦略」安全保障の定義「エネルギー安全保障」=供給の途絶リスクへの対応「エネルギー安全保障」は依然重要だが、それに加えて「気候安全保障」という新たな軸が出現主なリスク石油をめぐる戦争(湾岸戦争)、産油国による禁輸、石油メジャーと産油国の対立気候変動と脱炭素化への移行リスク、米中の新冷戦、サイバー攻撃、インフラへの物理的攻撃テクノロジー石油採掘技術(深海掘削など)が地政学を変えるシェール(フラッキング+水平掘削)、電気自動車、蓄電池、AI、デジタル化が地政学そのものを再編環境・気候環境問題は規制や石油流出事故などの局地的な文脈で言及される程度気候変動は中心的なテーマの一つ。「エネルギー転換」が国際政治の最前線に浮上市場構造メジャー(エクソン、シェルなど)とOPECが市場を支配独立系企業(シェール)、国家資本、投資家(ESG)、市民社会の影響力が増大。供給者は多様化歴史観石油という商品が20世紀の歴史(戦争、繁栄、国際関係)をどう形作ったかの物語エネルギーシステムの「継続」と「断絶」の両方を視野に入れ、歴史的文脈の上に現在の地政学的衝突を位置づける未来予測石油の時代は続くが、地政学的リスクは軽減されない石油とガスは数十年にわたり世界を動かし続ける。エネルギー転換は不可避だが、「妨げられる未来」も想定した現実的な移行が必要 世界を米、中、ロ、中東と分けると、シェール・オイルで米国がエネルギー輸出国になった。中国が世界最大のエネルギー輸入国になった。ロシアはエネルギーの輸出先を欧州から中国に変更。中東は、エネルギーの多様化(再生エネルギーなど)とEVの普及で新たな道を模索しているのがよくわかりました。 こういうフレームワークを下敷きにすると、今回のイラン戦争が、石油を巡る争いでないのがよくわかります。トランプ大統領がそう考えているかは別として、米中対立のひとつの正面とみるべきなのだと思います。 日本政府が石油を備蓄してくれていたことに感謝します。同時に、このフレームワークに全く入らない日本の異様さも感じます。これほどエネルギーを外部に頼っている以上、国際政治のプレーヤーとして、手を打たないといけないと思いました。 では。

年頭所感 2026年

2026年1月2日|0 Comments

2025年回顧 1 世界経済 欧米の変質を実感しました。ベルサイユ宮殿の贅沢さに唖然とした後にニューヨークに行きました。JFK空港から最寄りの地下鉄駅へ向かうシャトル列車が8.5USD (1,300円)でした。「公共交通」ではなくなっていました。スーパーの日用品も高く、コーラ(500ml)が、3 USD (470円)。とても暮らせません。一方、イーロン・マスクは150兆円の報酬を提示されています。NYはフランス革命前のパリのようだと思いました。ビッグアップルとシアトルに社会主義を公言する市長が誕生したのも納得です。 2 仕事 2025年、シンガポールに7年、オランダに6年住んだ後、日本に戻りました。世界に進出する企業の管理部門のエキスパートになりたいと志してきましたが、米国でMBAを取得し、70カ国230都市を訪れたことで、空間軸は築けたと思っています。AIに打ちのめされた一年でもありました。最近、思考力(CPU)が落ちてきているので、AIに助けられることが増えました。私も仕事の軸を知識を提供するのではなく、ネットワーキングに移さなければと思っている次第です。 3. プライベート 個人としては、母を亡くしました。20年にわたる透析を支えるのは、楽なものではありませんでしたが、私の人生を振り返る試練を与えてくれたのだと思っています。 2026年展望 1 世界経済 1.1 Gゼロの世界 「ウクライナ・イスラエル戦争は終わるが、局地戦はむしろ世界に広がる」との予測は半分外れました。ウクライナ戦争が終わるどころか欧州軍(核家族・直系家族) vs. [...]

日本に帰国しました。

2026年1月1日|日本に帰国しました。 はコメントを受け付けていません

6年間、オランダで仕事をしてきましたが、日本に帰ってきました。2005年~2012年に使っていた「藤井堅三事務所」を復活させました。 振り返れば、私は7年後とに自分をリセットしてきました。 1991 長銀入行 1998 長銀を辞め、ミネソタ大学へ留学 2005 コンサルタントとして独立 2012 シンガポールに移住 2019 オランダに移住 2025 日本に戻る 50歳にして天命がわからず、惑い続けておりますが、従来同様、管理部門(経理、財務、人事、システム)のお手伝いをします。 今後ともよろしくお願いします。 藤井堅三

Pax Anglophonica

2025年8月27日|0 Comments

米ロ首脳会談をみて、世界は新たな秩序に向かっていると思いました。かつてのアメリカであれば、戦争中のロシア大統領を自国に招くことはなかったでしょう。「パックス・アメリカーナ」は終わったと感じます。これからの時代はどのような「パックス」となるのでしょうか。 […]

テックは正しいのか

2025年8月10日|0 Comments

NHKスペシャル「イーロン・マスク “アメリカ改革”の深層」が話題になってますね。AIの進化は、テックライトの主張に説得力を持たせています。民主主義が危機に瀕している現状が理解できる一方で、10年後もアメリカが時代を牽引していくという確信も得られました。 […]

オランダの図書館

2026年7月18日|0 Comments

私は、世界230都市を旅し、3都市に住んできました。住む場所を決める時の一つの要素が図書館でした。センスのある図書館を作る市は、行政もできると実感しています。図書館というのは未来への投資です。知識を共有することによって人を育てる場所です。結果が出るまでに時間がかかります。減税して現在の市民を甘やかしていたら、図書館は充実しません。未来への投資を捻出できる市が、将来繁栄するわけです。私が暮らしたシンガポールとアムステルダムの図書館は、素晴らしいものでした。両都市は経済的にも繁栄し続けています。 https://serai.jp/tour/1006821 […]

52026/5/5

モノづくりの時代

2026年5月5日|0 Comments

日銀のせいで、日本企業の業績がよくわからなくなってます。たとえば、ソニーの売上高と売上高営業利益率の推移は下図のとおりです。 […]

212026/4/21

【本】ファイナンスの世界史

2026年4月21日|0 Comments

ファイナンスの世界史 大村敬一 2025 『金利の歴史』と並び、これまでの自分のキャリアを振り返りながら読める一冊でした。資本主義の本質がオランダ的な仕事のやり方に通じるという点は、以前も考察しましたが、本書でその歴史的背景が補完されました。 改めて若くして親元を離れて暮らす絶対核家族は、引っ越しが多く、その場限りの関係で仕事を進める必要がありました。家族の墓が村にあり、代々そこに住み続ける直系家族の仕事の仕方とは根本的に異なるのです。世界初の株式会社はオランダの東インド会社でした。それまでのアジアへの航海が「プロジェクト・ファイナンス」で毎回清算していたのを、継続的な会社として複数の船を派遣するようになったのが株式会社だったわけです。 近代株式会社としてのかたちは、出資者(プリンシパル)と経営者(エージェント)の分離関係が確立されていたこと、すべての株主の有限責任制を導入したこと、譲渡可能な株式が発行されていたこと、などの点で、イギリス東インド会社に2年ほど遅れての設立ですが、オランダ東インド会社(1602年)の誕生の方が最初とされます。(p.87) つまり、それまでは、航海が終わるごとに全部配当して、次のプロジェクトに向かっていたのを、利益の一部を残して次の航海に再投資したのが株式会社だったわけです。 この本を読んでから、最近の議論を読むと、家族類型の違う人達が、配当を議論していても、噛み合わないのがわかります。 企業は過剰な株主還元脱し国内投資を 野球とベースボールが微妙に違うように、株式会社とjoint-stock-company も違うのです。 村の理論で労働分配率を論じるのもいいですが、なぜ、絶対核家族が、21世紀になっても、joint-stock-company という形で、Claude やスターリンクなどを実現してしまうのかを学んでみるべきではないでしょうか。

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ダニエル・ヤーギン

2026年3月28日|0 Comments

イラン戦争が激化しているので、ヤーギンの『新しい世界の資源地図』(2020)を勉強しなおしました。前著の『石油の世紀』(1991)と比較すると、世界が30年でどう変わったのかがよくわかります。 観点『石油の世紀』 (The Prize)『新しい世界の資源地図』 (The New Map)中心テーマ石油をめぐる「支配」と「争い」の歴史エネルギー・気候・国家の衝突による「地図」の書き換え世界の構図石油への依存がもたらす「脆弱性」と「紛争」の時代豊富なエネルギーと脱炭素化が並存する「過渡期」の複雑性エネルギー主役石油 (Oil) が世界を動かす石油は依然として重要だが、天然ガス、再生可能エネルギー、電気自動車が競合する「ミックス」の時代地政学的焦点中東が世界のエネルギー地政学の中心中東に加え、米国(シェール)、ロシア、中国がそれぞれ独立した「地図」を持つ多極構造米国の位置づけ世界最大の石油輸入国。中東への依存と「石油武器」への脆弱性に悩まされるシェール革命により世界最大の石油・天然ガス生産国に。エネルギー自給がもたらす外交的・戦略的優位ロシアの位置づけ冷戦期の西側への石油供給停止(1973年)など、石油を地政学的武器として使用欧州へのガス供給を通じた「エネルギー・スーパーパワー」としての地位を築く中国の位置づけ主要なプレイヤーとして登場せず(冷戦終結直後の段階)世界最大のエネルギー消費国。南シナ海での海洋進出、「一帯一路」による資源ルート確保、電気自動車による「飛び越え戦略」安全保障の定義「エネルギー安全保障」=供給の途絶リスクへの対応「エネルギー安全保障」は依然重要だが、それに加えて「気候安全保障」という新たな軸が出現主なリスク石油をめぐる戦争(湾岸戦争)、産油国による禁輸、石油メジャーと産油国の対立気候変動と脱炭素化への移行リスク、米中の新冷戦、サイバー攻撃、インフラへの物理的攻撃テクノロジー石油採掘技術(深海掘削など)が地政学を変えるシェール(フラッキング+水平掘削)、電気自動車、蓄電池、AI、デジタル化が地政学そのものを再編環境・気候環境問題は規制や石油流出事故などの局地的な文脈で言及される程度気候変動は中心的なテーマの一つ。「エネルギー転換」が国際政治の最前線に浮上市場構造メジャー(エクソン、シェルなど)とOPECが市場を支配独立系企業(シェール)、国家資本、投資家(ESG)、市民社会の影響力が増大。供給者は多様化歴史観石油という商品が20世紀の歴史(戦争、繁栄、国際関係)をどう形作ったかの物語エネルギーシステムの「継続」と「断絶」の両方を視野に入れ、歴史的文脈の上に現在の地政学的衝突を位置づける未来予測石油の時代は続くが、地政学的リスクは軽減されない石油とガスは数十年にわたり世界を動かし続ける。エネルギー転換は不可避だが、「妨げられる未来」も想定した現実的な移行が必要 世界を米、中、ロ、中東と分けると、シェール・オイルで米国がエネルギー輸出国になった。中国が世界最大のエネルギー輸入国になった。ロシアはエネルギーの輸出先を欧州から中国に変更。中東は、エネルギーの多様化(再生エネルギーなど)とEVの普及で新たな道を模索しているのがよくわかりました。 こういうフレームワークを下敷きにすると、今回のイラン戦争が、石油を巡る争いでないのがよくわかります。トランプ大統領がそう考えているかは別として、米中対立のひとつの正面とみるべきなのだと思います。 日本政府が石油を備蓄してくれていたことに感謝します。同時に、このフレームワークに全く入らない日本の異様さも感じます。これほどエネルギーを外部に頼っている以上、国際政治のプレーヤーとして、手を打たないといけないと思いました。 では。

直系家族の罠 2024

By |2024年12月18日|Categories: Etc|

2024年は直系家族の罠が、よく見えてきた年でもありました。直系家族の日本では、自民党が少数与党に。韓国では戒厳令が失敗。ドイツも、首相の信任投票が否決されました。ドイツがGDPで日本を抜いたのは、やはり、為替の影響だったのではないでしょうか。 ひさびさに、高齢化速度を確認したいと思います。 […]

そうだ 欧州、行こう?

By |2024年12月14日|Categories: Etc|

トランプは関税上げそう。中国経済は減速。韓国は反日に戻りそう。来年の予算はどうすればいいんだ!? とお悩みのみなさま。欧州はいかがでしょうか。ウクライナ戦争でお騒がわせしましたが、他の地域も地政学的リスクが高まっているので、相対的に魅力が増すと思っています。 […]

ブレクジットとTPP

By |2024年12月12日|Categories: Etc|

イギリスがTPPに参加しました。私は、ブレクジットは短期でマイナス、長期でプラスと思っていました。これはその流れに沿うものです。 […]

兄弟都市

By |2024年12月11日|Categories: Etc|

AIの進化がすさまじいです。私も、ビジネス翻訳をしていた時がありました。いまは、DeepLの翻訳を修正することがほとんど無くなっています。 こうしたAIの恩恵を受ける先のひとつが、日本の小さな市町村でしょう。地方では最も優秀な人材が役所で働くことが多く、地域振興は彼らの肩にかかっています。しかし、これまでは外交まで手がまわりませんでした。 […]

AIとオープンソース

By |2024年12月9日|Categories: Etc|

2024年もLLMの年でした。もう、AGIは来たと思って、自社のコンサルティング事業も畳んでいます。いくつか教訓を。 プログラミングも言語 LLM翻訳の精度があがったのを実感しましたが、インパクトがあるのはLLMがプログラミングをすることでしょう。彼らにしてみれば、人間の話す中国語も、機会の話すPythonも言語のひとつに過ぎません。 […]

直系家族とNew Jeans

By |2024年12月6日|Categories: Etc|

16歳の女子に600億円の損害賠償を求める人がいたら?大人げない行動として非難されそうですが、New Jeansは、そう報道されています。 直系家族の罠の対策としてソニーミュージック方式を提唱してきた身として、ひとこと。 韓国も、日本と同じ直系家族。長男を後継者とする社会。年長の指導者を批判できないので、高齢化の影響をより強く受けます。それは、社長が判断を誤るというよりも、長年の経験で選球眼がよすぎるために組織が停滞します。ボール球には手を出さないので、辞任に追い込まれるような失敗はしないのですが、売上を倍増させるような画期的な商品が出なくなるのです。。 […]

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