2025年、訪日観光客は過去最多になったようですね。現場の努力もあったと思いますが、政府が円安を放置したことが大きいと思います。米国の友人からは、我々が学生の時にタイに行った時に何でも安く感じた。それと同じことを、今、日本に行くと感じると言われました。

下図は、外国人延べ宿泊数の推移です。2011年実績を100として指数化してあります。

(資料:宿泊旅行統計調査

全国平均で、9倍にもなっています。あちこちに歪みがでて当然ですね。

興味深いのは、都道府県別に差があることです。最も伸びたのは香川県。25倍というのは驚異的です。ひょっとして、うどんが世界に見つかってしまったのでしょうか(笑)。四国の玄関口であることや、LCCでの来県に力を入れたことが原因かもしれません。

一方、最下位は長崎。観光資源はむしろ恵まれているので、意外です。単に観光の目玉があるから放っておけば外国人が来るわけでもないのがわかります。

インバウンドは、地方に収入をもたらす貴重な産業なので、都道府県の間で学びが深まるといいですね。たとえば、欧州ではYahoo Japan を見ることができません。欧州の規制が乗り越えられなかったからか、同社は欧州からのアクセスを遮断しているのです。

石川県の観光地がネットニュースになると、日本のメディアに掲載されます。そのURLはオランダからも見れました。最近は外国語でもブラウザが翻訳してくれるので、言語の壁は低くなっています。しかし、Yahoo Japanがそのニュースを転載すると、Yahoo Japanのサイトは欧州から見れないのです。

日本では、「Yahoo ニュースになった」というのは、大きくメディアに取り上げられたという意味ですね。しかし、最も客単価の高い地域の一つである欧州には全く届いていないのです。

また、家族類型を学ぶと、無駄な観光公害も減らすことができます。たとえば、直系家族的な北陸は、韓国、台湾といった直系家族な国からの観光客の誘致から取り組むと、摩擦が最小限になります。真逆の平等核家族である、南米とかからの観光客が増えると、心がザラザラすることが増えるでしょう。

各国ごとの特徴を学ぶのに越したことはありません。しかし、200通りも覚えるのは旅館の従業員にとって容易ではありません。最初に家族類型の主要4パターンを覚えておけば、転ばぬ先の杖になります。