文藝春秋2月号にエマニュエル・トッド氏と隈研吾氏の対談が掲載されていました。
家族類型が、建築にも影響していることがわかり興味深かったです。トッド氏の言葉:
伝統的なドイツの家は、私にとって、パリ盆地の典型的なフランス建築とは対照的で、「対称性の原則の欠如」を感じます。一方、フランスの建築には「対称性の原則」が顕著です。
よりわかりやすいのは、「建築」よりも「庭園」でしょう。フランスにとって「対称性の原則」はいわば”強迫観念”に等しく、左右対称を徹底するフランス式庭園が、まさに「フランス的精神」を体現しています。「非対称」的な英国式庭園や日本式庭園の違いは、誰もが感知できるでしょう。p.213
パリは、平等核家族。人間を平等に捉える感覚が、ベルサイユ宮殿のような左右対象な様式美につながるというのは面白い説です。
一方、スペインのバスク地方は、日本と同じ直系家族。同地方の建築が、日本に近いと、隈研吾氏が指摘しています(p.212)。自然素材を使い、職人の手作りで家を建て、世代を超えて継承していく。
家族類型を理解すると、日本の建設会社も世界でビジネスを伸ばせるかもしれません。
では。