NHKスペシャル「イーロン・マスク “アメリカ改革”の深層」が話題になってますね。AIの進化は、テックライトの主張に説得力を持たせています。民主主義が危機に瀕している現状が理解できる一方で、10年後もアメリカが時代を牽引していくという確信も得られました。
このような過激な変革は、核家族地域ならではのものだと感じました。直系家族地域では、受け入れがたいでしょう。最近、財務省が批判されることもありますが、日本では東大卒で官僚になった人々(なりたいかどうかは別として)への尊敬の念は依然として存在します。しかし、オランダではそのような感覚は希薄で、公務員は数ある職業の一つと見なされています。
Googleが米国で公開したOpalを使って、実際にアプリを作成してみました。日本語で希望を入力するだけで、ワークフローが自動生成され、そのままウェブ上で公開できるアプリとして形になりました。これはSaaSの必要性を根本から覆すものです。自社で商品、顧客、商談のデータベースを継続的に蓄積してきた企業であれば、Opalを活用することで、AI営業担当を無料で作成することが可能になります。
AIに精通した若者が、M&Aに詳しい友人と組んで中小企業を買収するシナリオも容易に想像できます。既存の社員を解雇し、AIに置き換えることで、容易に利益を創出できるでしょう。のれん(営業権)とデータベースがあれば、あとはAIでワークフローを構築するだけです。
しかし、このような手法は人手不足に悩む日本の救世主とはなり得ないでしょう。DOGEのような割り切り方は、核家族地域でしか実現不可能だと考えられます。直系家族という構造的な制約を乗り越え、日本は未来を切り開くことができるのでしょうか。