南洋理工大学の佐藤裕崇教授が開発した昆虫サイボーグが、ミヤンマー地震で利用されました。
Singapore’s cyborg cockroaches helping with search-and-rescue efforts in Myanmar quake (Straits Times, 5 Apr 25)
昆虫を遠隔操作するというのは、そもそも昆虫が嫌いとか、動物虐待とかいうハードルがありました。しかし、倒壊したビルのわずかな隙間であっても、昆虫ならカメラと温度センサーを背負って移動できます。生息者の位置を測定できたら、レスキュー隊員を呼んで、いち早く救助ができるわけです。
ロボットでもできそうですが、震源地では停電してます。昆虫がわずかな餌で生き延びます。
こんな素晴らしい技術なら、日本の大学で開発すべきと思うかもしれませんが、こういう地味な研究には研究費がつかないのです。
佐藤教授の研究に投資をしたNTUが素晴らしいと言うべきでしょう。
佐藤教授とシンガポールのDisaster Assistance and Rescue Team(DART)を訪問したのは、2018年。どこの馬の骨かわからない日本人からの問い合わせに誠実に対応してくれました。当時でも、遠隔操作はできていましたが、実戦配備されるまで7年かかりました。ここまでちゃんと研究を支援しつづけたシンガポール政府も素晴らしいです。
研究を続ければ、福島原発の原子炉とか、古くなったパイプラインや水道管の検査とかにも使えますね。
では。