イギリスがTPPに参加しました。私は、ブレクジットは短期でマイナス、長期でプラスと思っていました。これはその流れに沿うものです。

短期でマイナスというのは、他に良い方法があったということです。EU加盟といっても、イギリスはユーロを採用していませんでした。独立の度合いは政治的に勝ち取れたはずで、0か1かのような博打はする必要がなかったと思います。
 長期でプラスというのは、2050年までに伸びる国は、イギリスの旧植民地が多いということでえす。インド、アメリカ、トルコ、ナイジェリア、エジプト、シンガポールなど。

https://static.guim.co.uk/sys-images/Guardian/Pix/pictures/2011/1/6/1294335838783/GDP-projections-to-2050-g-007.jpg


EUの成長率とは比較になりません。EUの内輪もめに時間を取られるぐらいなら、こうした国々との交易に活路を見出すべきだと思います。
 TPPはその流れに沿うもので、ブレクジットで失ったものをこれから取り戻していけばいいと思います。
 今年は、何度かロンドンに行きました。この格差社会にはいつまでも慣れません。マルクスも、ロンドンでなければ、資本論が書けなかったのではないでしょうか。

 絶対核家族の特徴の格差放任が、資本主義にフィットするのですね。皮肉なことに不況時に自助を促す経済のほうが早く回復してしまうという。

 

 エコノミストが、2024年の国別の経済運営を評価していました。OECD37ケ国中、日本は25位ですが経済成長率は0.2%。基礎的財政赤字のGDP比率が6%と図抜けて大きいです。政府が介入しても低成長。

https://www.economist.com/finance-and-economics/2024/12/10/which-economy-did-best-in-2024

 イギリスは、31位と更に下なのですが、経済成長率は1.7%。基礎的財政赤字のGDP比率は2%のみです。物価と失業率が上がろうと基本放って置く。

 では日本企業は、イギリスとどう付き合うべきでしょうか。韓国は、北朝鮮、中国よりに戻りそうです。いきなり中国と仲良くなるのも難しそうです。

 私はこの1年で厦門と上海に行きました。空港に降りるとGmail、X、Facebookが使えなくなるのは、やはり違和感があります。いくら商売になるとはいえ、中国で死のうとは思わないですね。逆に権威主義的な国の経済が増えてくると、逆に自由主義国のありがたみが染みてきます。
 同じ日に次世代戦闘機の合弁会社設立のニュースも読みました。こうした形で自由主義国での協業を増やすというのは、自社のメリットになる以上の意味があると思っています。